婚活をしていて「みじめだな…」と感じることはありませんか?
私は結婚相談所で10年以上カウンセラーとして働き、3,000組以上のカップル成立に関わってきました。その中で多くの方から「婚活がみじめで、もう限界です」という相談を受けてきました。
実は、幸せな結婚を実現した方の多くが、途中で「みじめ」という感情を抱えていたのです。そして、そのような方々は必ずこの感情を乗り越え、最後には素晴らしいパートナーと出会うことができました。
この記事では、婚活中に「みじめ」と感じる原因と具体的な対処法、そして実際に同じ気持ちを乗り越えて幸せな結婚を実現した方々の体験談をお伝えします。
▼この記事でわかること
- 婚活で「みじめ」と感じる具体的な原因
- その気持ちへの実践的な対処法
- みじめな気持ちを乗り越えて幸せな結婚を実現した方法
- 新しい婚活の始め方
1.婚活で「みじめ」と感じる5つの原因と具体的な対処法
婚活中に「みじめ」という感情を抱くのは、決して特別なことではありません。私がカウンセリングしてきた方々の8割以上が、この感情を経験していました。
まずは、なぜそのような気持ちになるのか、その原因と対処法を見ていきましょう。
1-1.年齢や条件での評価に傷つく
「30代後半になると、まるで商品を選ぶように年齢だけで判断されてしまう」
これは、私のクライアントからよく聞く言葉です。結婚相談所での写真審査や、お見合い時の条件確認で、年齢や年収といった数値だけで評価される経験は、確かに心が傷つきます。
しかし、このような評価方法は、あくまでも婚活市場の仕組みの一部に過ぎません。本当の価値は、そのような数値だけでは測れないものです。
具体的な対処法としては、以下のことを意識していただきたいと思います。
まず、年齢や条件は、その人の魅力の一部でしかありません。私の経験上、最終的な結婚の決め手となるのは、人柄や価値観の相性、そして二人で築いていける将来の可能性なのです。
1-2.友人・知人の結婚ラッシュとの比較
SNSを開けば結婚報告、同窓会に行けば子育ての話題で持ちきり。周りと比べて「自分だけが取り残されている」という感覚は、とても心が痛むものです。
ある30代後半の女性クライアントは、友人の結婚式に出席するたびに落ち込み、婚活に対するモチベーションが下がると話していました。しかし彼女は、この感情と向き合い、乗り越えることで素晴らしいパートナーと出会うことができました。
この感情に対しては、次のような視点の転換が効果的です。
人生には、一人一人に適切なタイミングがあります。早い結婚が良い結婚とは限らず、時間をかけて自分と向き合うことで、かえって良い出会いにつながることもあるのです。
結婚相手との出会いは、他人と比較できるものではありません。むしろ、今この時期に婚活していることで、より自分に合った相手と出会える可能性が高まっているとも言えるのです。
1-3.親や周囲からのプレッシャー
「いつ結婚するの?」「早く孫の顔が見たい」。親からの何気ない一言が、重いプレッシャーになることがあります。特に年末年始の帰省や親戚が集まる場では、結婚に関する話題を避けられず、精神的に追い込まれてしまう方も多いのです。
このような周囲からのプレッシャーは、むしろ婚活の妨げになってしまうことがあります。焦りや不安から、本来の自分らしさを失ってしまうためです。
私のクライアントの中には、親からのプレッシャーを前向きなサポートに変えることができた方がいます。具体的には、「今の私は婚活に真剣に取り組んでいます。でも、焦らせるような言葉は逆効果なので、温かく見守って欲しい」と伝えたのです。すると親も態度を改め、より建設的なコミュニケーションが取れるようになりました。
1-4.お見合いやデートでの度重なる不成立
何度もお見合いやデートを重ねても、なかなか良い返事がもらえない。そんな経験を重ねるうちに、自信を失い、自分には魅力がないのではないかと感じてしまう方も多いと思います。
しかし、お見合いやデートでの不成立は、必ずしもあなたに問題があるということではありません。むしろ、価値観や人生の方向性が合わない相手と早めに気付けたと捉えることもできるのです。
私が関わった3,000組以上のカップルの中で、成婚に至ったカップルの多くは、平均して7〜8回のお見合いを経験しています。つまり、複数回の不成立を経験することは、むしろ良いご縁に近づいている証とも言えるのです。
1-5.時間とお金を費やしても成果が出ない
婚活には、確かに時間もお金もかかります。休日を返上してお見合いに参加したり、結婚相談所に高額な会費を支払ったりしても、なかなか結果が出ないと、虚しさを感じてしまいます。
あるクライアントは、2年間で100万円以上を婚活に費やしながら、良い出会いに恵まれずに悩んでいました。しかし、その経験を通じて自分に合った婚活方法が分かり、その後、素晴らしいパートナーと出会うことができました。
婚活にかかる時間やお金は、決して無駄になっているわけではありません。それは、あなたの理想の結婚に向けた大切な投資なのです。
むしろ、ここで諦めてしまうことこそが、本当の意味での時間とお金の無駄遣いになってしまいます。今までの経験を活かし、より効果的な婚活方法を見つけていくことが大切です。
2.婚活でみじめな気持ちを抱えるのは、あなただけではありません
婚活中に感じるみじめな気持ちについて、具体的な原因と対処法を見てきました。ここからは、もう少し深い視点からこの感情について考えていきたいと思います。
2-1.結婚カウンセラーとして出会った3000人の本音
私は結婚カウンセラーとして、これまで3,000組以上のカップル成立に関わってきました。その経験の中で、成婚された方の実に9割以上が、途中で「みじめ」という感情を経験されていました。
特に印象的だったのは、今では幸せな結婚生活を送っているある女性の言葉です。「当時の私は、婚活で感じるみじめさに押しつぶされそうでした。でも今となって分かるのは、その経験があったからこそ、本当に大切なものが見えてきたということです」
このように、みじめな気持ちを経験することは、むしろ幸せな結婚への通過点として捉えることができます。決して特別なことでも、異常なことでもないのです。
2-2.みじめだと感じる時期は誰にでもある
婚活を経験した方の多くが、ある時期に必ずこのような感情を経験します。まるで人生の通過儀礼のように、誰もが通る道なのです。
私のカウンセリングでは、むしろこの感情を全く経験していない方の方が珍しいくらいです。それは、この感情が婚活という人生の大きな選択に向き合っている証でもあるからです。
価値観が合う人を見つけ、その人と人生を共にしていく決断をすることは、簡単なことではありません。だからこそ、真剣に向き合えば向き合うほど、時にみじめさを感じることがあるのです。
2-3.このみじめな気持ちには意味がある
実は、婚活中に感じるみじめな気持ちには、とても大切な意味が隠されています。それは、あなたが本当の幸せを真剣に考えているというサインなのです。
表面的な条件だけで結婚相手を選ぼうとする人は、このような深い感情を経験することはありません。逆に、本当の幸せを追求しようとする人だからこそ、時に深い挫折や孤独を感じるのです。
あるクライアントはこう語っています。「みじめだと感じていた時期があったからこそ、自分が結婚に何を求めているのか、本当の意味での幸せとは何なのかを深く考えることができました。結果として、その経験が今の幸せな結婚に繋がっています」
このように、みじめという感情は、より深い自己理解と、本当の幸せへの気づきをもたらしてくれる大切なものかもしれません。次の章では、実際にこの気持ちを乗り越えて幸せな結婚を実現した方々の具体的な事例をご紹介します。
3.みじめな気持ちを抱えながらも幸せな結婚を実現した3つの事例
みじめな気持ちには意味があり、それを乗り越えることで本当の幸せに近づけることをお伝えしてきました。ここからは、実際にその気持ちを乗り越えて幸せな結婚を実現した方々の具体的な事例をご紹介します。
3-1.39歳で結婚を諦めかけていたAさんの場合
「もう私には幸せな結婚は無理かもしれない」。39歳で婚活を始めたAさんは、最初のカウンセリングでそう語りました。
年齢を理由に何度もお断りされ、友人からは「妥協して誰かと結婚した方がいいんじゃない?」とアドバイスされることもありました。そんな中でAさんが取った行動は、婚活を一時休止して自分と向き合う時間を作ることでした。
3ヶ月の休止期間中、趣味の料理教室に通い始め、自分の興味や価値観を見つめ直しました。すると不思議なことに、婚活を再開してからは、以前と同じような状況でも心が穏やかになっていました。
そして婚活再開から半年後、料理教室での趣味仲間の紹介で、今の旦那様と出会うことができました。今では「あの時期があったからこそ、本当に大切なものが見えてきた」と振り返っています。
3-2.お見合い20回以上続けても成功しなかったBさんの場合
2年間で20回以上のお見合いを重ねながら、一度も交際に発展しなかったBさん。毎回のお断りの理由は「なんとなく違う」という曖昧なものばかりでした。
カウンセリングの中で、Bさんの会話の特徴として「相手の質問に対して事務的に答えるだけ」という傾向が見えてきました。実は、これは緊張や不安から自分を守るための無意識の行動だったのです。
この気づきをきっかけに、まずは趣味の話など自分が楽しいと感じる話題から会話を始めるよう心がけました。すると不思議なことに、相手からの質問も増え、自然と会話が弾むようになっていきました。
その変化があってから3回目のお見合いで、今の旦那様と出会うことができました。「みじめな時期を経て、コミュニケーションの本質に気づけた」とBさんは話しています。
3-3.婚活に500万円使っても結果が出なかったCさんの場合
結婚相談所を5社以上渡り歩き、婚活パーティーやお見合いパーティーにも精力的に参加。合計で500万円以上の費用を投じながらも、なかなか良い出会いに恵まれなかったCさん。周囲からは「そんなにお金をかけて大丈夫?」と心配される日々が続きました。
しかし、婚活の費用は増える一方でも、Cさんは「今の自分にできる最大限のことをしている」と前向きに捉えていました。むしろ、「これだけ投資している」という事実が、自分の結婚への本気度を表していると感じていたそうです。
そんなCさんに転機が訪れたのは、カウンセリングで「より効率的な婚活方法」を見直したときでした。それまで量を重視していた活動を、より質を重視した活動に切り替えたのです。
具体的には、婚活サービスを1つに絞り、その分、自己分析と出会った方との丁寧なコミュニケーションに時間を使うようにしました。その結果、活動を見直してから4ヶ月後に、今の旦那様との出会いがありました。
これらの事例が示すように、婚活でみじめな気持ちを味わうことは、より良い結婚への重要なステップとなることがあります。次の章では、実際にあなたが今から始められる具体的な婚活方法をお伝えしていきます。
4.幸せな結婚を実現するための新しい婚活の始め方
これまで見てきた成功事例には、共通する重要なポイントがありました。それは、みじめな気持ちを単に我慢するのではなく、その経験を通じて自分自身を見つめ直し、より良い婚活へと変化させていったということです。
ここからは、あなたも今すぐ始められる具体的な方法をお伝えしていきます。
4-1.自分の価値を再発見するための3つのワーク
婚活中に感じるみじめな気持ちは、多くの場合、自分の価値を見失っていることから生まれます。しかし、誰にでも必ず、その人にしかない特別な価値があります。まずは、それを再発見するためのワークから始めてみましょう。
- 自分史ノートをつける
- 感謝の記録
- 強みの再定義
【自分史ノート】
今のあなたを形作ってきた重要な出来事や決断を、時系列で書き出してみてください。そこには必ず、あなたの強さや素晴らしさが隠れています。たとえば、転職の経験一つとっても、「変化を恐れない勇気」や「新しいことに挑戦する行動力」という価値を見出すことができます。
【感謝の記録】
一日の終わりに、誰かに感謝された出来事や、誰かに喜んでもらえた経験を書き留めてみましょう。些細なことでも構いません。この積み重ねが、自分の存在価値への気づきを促してくれます。
【強みの再定義】
いままで「当たり前」だと思っていた自分の特徴を、違う角度から見直してみましょう。例えば、「慎重な性格」は「相手のことを深く考えられる思いやりの心」として捉え直すことができます。
4-2.理想の結婚を実現するための具体的なステップ
自分の価値を再発見したら、次は具体的な行動に移っていきます。ここで大切なのは、婚活を「作戦」として捉え直すことです。みじめな気持ちに押しつぶされそうになるのは、漠然と活動を続けているからかもしれません。
以下の3つのステップで進めていきましょう。
- 理想の結婚の定義を明確にする
- 小さな目標から始める
- 行動と振り返りのサイクルを作る
【理想の結婚の定義を明確にする】
「幸せな結婚」とは、あなたにとって具体的にどんな状態でしょうか。「価値観が合う人と一緒に過ごせること」「お互いの夢を応援できること」など、できるだけ具体的に言語化してみましょう。
【小さな目標から始める】
たとえば、「今月中に3人の方とお見合いする」ではなく、「今週は、自己紹介文を見直して、自分の魅力が伝わる内容に更新する」というように、達成可能な小さな目標から始めていきましょう。
【行動と振り返りのサイクルを作る】
行動したことは必ず記録して振り返りましょう。成功も失敗も、次につながる大切な学びです。この振り返りの習慣が、みじめな気持ちを「次の一歩のためのヒント」に変えてくれます。
4-3.婚活を続けるためのメンタルケア術
目標を設定し、具体的な行動計画を立てても、時には気持ちが落ち込むことがあります。そんな時のために、簡単にできるメンタルケアの方法をお伝えします。
私がカウンセリングでお伝えしている中で、特に効果的だったのが「15分ルール」です。落ち込んだ時、まずは15分だけ、その気持ちと向き合う時間を作ります。なぜ落ち込んでいるのか、どんな気持ちなのかを、紙に書き出してみましょう。時間を区切ることで、気持ちを整理しやすくなり、また前を向きやすくなります。
また、ストレス解消法をいくつか持っておくことも大切です。気分転換になる趣味や、信頼できる友人との交流など、自分なりのリフレッシュ方法を見つけておきましょう。
そして最も重要なのは、定期的に専門家に相談する機会を持つことです。結婚カウンセラーは、あなたの気持ちに寄り添いながら、客観的な視点からアドバイスすることができます。
まとめ
婚活中に「みじめ」と感じる気持ちは、決して特別なことではありません。むしろ、それは真剣に結婚と向き合っているからこそ生まれる感情なのです。
今回お伝えした内容を簡単にまとめると…
婚活でみじめな気持ちになる主な原因は、年齢や条件での評価、友人との比較、周囲からのプレッシャー、お見合いでの不成立、時間とお金の問題にあります。しかし、これらは誰もが経験する共通の課題であり、必ず乗り越えられるものです。
実際に3,000組以上のカップル成立に関わってきた経験から言えることは、この感情を経験し、乗り越えた方々の多くが、より深い自己理解と確かな幸せを手に入れているということです。
そして最後に、もう一度お伝えしたいことがあります。あなたには必ず、幸せな結婚を実現する価値があります。今感じているみじめな気持ちは、その価値に気づくためのプロセスかもしれません。
婚活の道のりは決して楽しいことばかりではありませんが、一人で抱え込む必要はありません。私たち専門家も、あなたの幸せな結婚をサポートさせていただきたいと思っています。
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