婚活が早く終わる人の共通点6つ|成功事例付き

婚活が早く終わる人の共通点6つ|成功事例付き

「早く結婚したい」「婚活を長引かせたくない」
そんな思いを抱えている方は多いのではないでしょうか。

私は結婚相談所のカウンセラーとして10年以上にわたり、3,000組以上のカップル成立に携わってきました。その経験から、婚活が早く終わる方には、はっきりとした特徴があることに気づきました。

実は、婚活の平均期間は3〜6ヶ月。しかし、中には2年以上かかる方もいれば、わずか2ヶ月で成婚される方もいらっしゃいます。この違いは一体どこにあるのでしょうか。

本日は、婚活カウンセラーとしての経験をもとに、婚活を早期に成功させる方の特徴と、具体的な進め方についてお伝えしていきます。

1.婚活が早く終わる人の6つの共通点【※実例つき】

私が関わった3,000組以上のカップルの中で、特に早く成婚に至った方々には、明確な共通点がありました。これから、その特徴を具体的な事例とともにご紹介していきます。

1-1.明確な結婚観とゴールが定まっている

婚活を早期に成功させる方の最も重要な特徴は、「なぜ結婚したいのか」「結婚後どんな生活を送りたいのか」という結婚観が明確なことです。

結婚観とは具体的に、以下のような項目が明確になっていることを指します。

  • なぜ結婚したいのか
  • 結婚後どんな生活を送りたいのか
  • 子育てについてどう考えているのか
  • 共働きについてどうしたいのか

私が担当した32歳の女性Aさんは、わずか3ヶ月で成婚されました。Aさんがはじめて相談に来られた時、「子育てを中心にした家庭を築きたい。でも、自分のキャリアも大切にしたい」という具体的な将来像を持っていました。

そして、それを実現するために「共働きに理解があり、家事育児に協力的な方」という明確な基準を持っていたのです。

このように結婚観が明確な方は、出会った相手との価値観の一致を早い段階で確認できます。そのため、交際のスピードが自然と速くなり、結婚の決断も迷いなくできるのです。

1-2.年収や年齢などの条件に柔軟性がある

早期に成婚される方のもう一つの特徴は、条件に適度な柔軟性があることです。

たとえば、35歳の男性Bさん。当初は「年収600万円以上、身長170cm以上、大手企業勤務」という条件を掲げていました。しかし、カウンセリングを重ねる中で「本当に大切なのは価値観の一致と人柄」という気づきを得られ、年収や企業規模の条件を緩和。その結果、4ヶ月後に素敵な方との出会いに恵まれ、半年後には成婚が決まりました。

重要なのは、条件を下げることではありません。本当に譲れない条件と、柔軟に考えられる条件を明確に区別することです。この区別ができている方は、出会いの可能性が広がり、結果として早期の成婚につながっているのです。

1-3.相手の気持ちに寄り添えるコミュニケーション力がある

条件面での柔軟性に加えて、相手の気持ちに寄り添えるコミュニケーション力も、早期成婚の重要な要素です。

印象的だったのは、28歳の女性Cさんのケース。Cさんは初対面の方と会話する際、必ず相手の話を興味深く聞き、適切な質問を投げかけていました。「相手の話を遮らない」「否定から入らない」という基本的な姿勢を常に意識していたのです。

また、お相手から「休日は何をして過ごしていますか?」と質問された時も、単に「映画を見ます」とは答えず、「最近は映画を見るのが趣味です。特に人間ドラマが好きで、先週見た作品では〇〇というシーンに感動しました」と、会話が広がるような返答を心がけていました。

その結果、初対面の方からも「話しやすい」「心地よい」という評価をいただき、交際に発展するケースが多く、4ヶ月という短期間での成婚を実現されました。

1-4.前向きで素直な態度を心がけている

さらに、婚活を早期に成功させる方には、「前向きで素直な態度」という特徴も見られます。

たとえば、33歳の男性Dさん。最初は「自分には魅力がない」と自信を失っていましたが、「まずは自分を変えてみよう」という前向きな姿勢で、服装や髪型の改善に取り組みました。また、お相手との交際中も「こうあるべき」という固定観念にとらわれず、素直な気持ちでコミュニケーションを取られていました。

「実は今日、緊張していて…」と素直な気持ちを伝えたことで、かえってお相手との距離が縮まったというエピソードも印象的でした。このように、素直で前向きな姿勢を持つことで、自然と相手との良好な関係が築けるのです。

1-5.アドバイスを受け入れて実践できる

前向きさと素直さは、カウンセラーからのアドバイスを受け入れる姿勢にも表れます。成婚までの期間が短い方は、プロからの提案を謙虚に受け止め、すぐに実践に移す特徴があるのです。

印象的だった事例が、30歳の女性Eさん。プロフィール写真の印象が硬いとアドバイスを受けた際、その日のうちに新しい写真を撮影。「確かに、前の写真は緊張していて笑顔が作り物に見えていました」と、素直に改善点を受け止められました。

また、「お見合い後すぐにお礼のメッセージを送ると印象が良い」というアドバイスも、翌日のお見合いですぐに実践。相手の方から「とても誠実な印象を受けました」という評価をいただき、交際へと発展したのです。

このように、経験者からのアドバイスを受け入れ、すぐに行動に移せる方は、婚活のスピードが自然と加速していきます。

1-6.出会いの機会を積極的に活用している

最後に、早期成婚を実現する方に共通しているのが、出会いの機会を積極的に活用する姿勢です。具体的には以下のような行動を実践しています。

  • プロフィール検索で気になった方には必ずアプローチ
  • お見合いのお誘いがあれば予定を調整して参加
  • 相談所主催のイベントには毎回参加
  • 交際相手が決まっても、成婚が決まるまでは活動を継続

たとえば、29歳の男性Fさん。結婚相談所に入会後、プロフィール検索で気になった方には必ずアプローチし、お見合いのお誘いがあれば予定を調整して参加するように心がけました。さらに、相談所主催のイベントにも毎回参加し、様々な出会いの機会を大切にされていました。

「最初は緊張して、お見合いの予定を入れるのに躊躇することもありました。でも、一期一会の気持ちで、どの出会いも大切にしようと決意したんです」とFさん。

その結果、活動開始からわずか5ヶ月で理想の方との出会いに恵まれ、成婚に至りました。

このように、出会いの機会を待つのではなく、自ら積極的に創出していく姿勢が、婚活期間の短縮につながっているのです。

では次に、ここまでご紹介した特徴を、具体的にどのように実践していけば良いのでしょうか。

2.平均6ヶ月で成婚を実現する具体的なステップ

ここからは、私が多くのカップルの成婚をサポートしてきた経験をもとに、具体的な婚活のステップをご紹介します。

2-1.自己分析で結婚相手に求める優先順位を明確にする

効率的な婚活の第一歩は、自己分析から始まります。結婚相手に求める条件を書き出し、それらの優先順位を明確にすることが重要です。

私がカウンセリングでよく使う方法は、次の3つに分類することです。

  • 譲れない条件
  • あれば嬉しい条件
  • こだわらない条件

理想の条件をすべて書き出した後、一つひとつの条件について「もしこの条件が満たされていなかったら、本当に結婚を諦めるのか?」と自問自答していきます。

27歳の女性Gさんの例では、最初は10個以上の条件を「譲れない」と考えていました。しかし、この作業を通じて、「結婚後の生活スタイルの一致」「価値観の共有」「家事育児への協力」の3つが本当に譲れない条件だと気づかれました。

その結果、出会う機会が大幅に増え、5ヶ月での成婚につながりました。

【Gさんが最初に挙げていた譲れない条件リスト】

  • 年収600万円以上
  • 大手企業勤務
  • 身長175cm以上
  • 休日が合うこと
  • 価値観が合うこと
  • etc 10個以上

【自己分析後の本当に譲れない条件リスト】

  • 結婚後の生活スタイルの一致
  • 価値観の共有
  • 家事育児への協力

2-2.婚活サービスを戦略的に選定・活用する

条件の優先順位が決まったら、次は婚活サービスの選び方です。結婚相談所、婚活パーティー、マッチングアプリなど、様々なサービスがありますが、それぞれに特徴があります。

例えば、34歳の男性Hさんは、最初マッチングアプリだけを利用していましたが、なかなか結婚を意識した出会いにつながりませんでした。そこで、本気で結婚を考えている方が多い結婚相談所に入会。さらに、休日には婚活パーティーにも参加するという複数のアプローチを組み合わせました。

その際に重要なのは、サービスごとの予算配分です。Hさんの場合、メインの活動は結婚相談所に絞り、婚活パーティーは月1回程度の参加に抑えることで、効率的に予算を活用。結果として、4ヶ月での成婚を実現されました。

2-3.プロフィールと初期アプローチを工夫する

婚活サービスを選んだ次は、プロフィールの作成と初期アプローチが重要になってきます。この段階での工夫が、その後の交際スピードに大きく影響するのです。

プロフィール写真は、表情が明るく、清潔感のある服装で撮影することが基本です。「バストアップの写真に加えて、全身写真も用意する」「3ヶ月以内に撮影した新しい写真を使用する」といった点も、信頼感を高めるポイントです。31歳の女性Iさんは、プロのカメラマンに依頼して自然な表情の写真を撮影。お見合いのお申し込みが1.5倍に増え、交際スピードが大幅に向上しました。

自己PRの文章では、「〇〇が好きです」という一方的な表現ではなく、「休日は料理を作ることが好きで、作った料理を大切な人に食べてもらうのが幸せです」というように、お相手との共有をイメージできる表現を心がけましょう。

2-4.デートプランと交際の進め方を最適化する

プロフィール作成後は、実際の出会いと交際が始まります。ここでのポイントは、「お互いを知る時間」と「関係を深める時間」のバランスです。

初回のデートでは、お互いの人となりを知ることが目的です。落ち着いて会話ができるカフェや、食事をしながらゆっくり話せるレストランを選びましょう。

この時、私がよくアドバイスするのは「最初の30分は趣味や仕事の話題で場を温め、その後で価値観や将来の話に移る」という流れです。

36歳の男性Jさんは、この方法を実践して2回目のデートでは美術館に行くことを提案。共通の趣味を通じて会話が弾み、3回目には真剣な交際へと進展しました。

「相手のことを知りたい」という気持ちを大切にしながら、適度なペースで関係を深めていくことで、交際から成婚までの期間を短縮できるのです。

ここで大切なのは、交際のスピードと関係の深まりのバランスです。

以下のチェックシートを参考に、交際の進展度を確認してみましょう。

交際の深まりチェックシート
確認ポイント チェック項目
価値観の一致度 □ 将来の生活イメージ
□ 家族との関係
□ お金の考え方
日常生活の相性 □ 生活リズム
□ 休日の過ごし方
□ 趣味や興味
コミュニケーション □ 意見の伝え方
□ 相手の話の聞き方
□ 困った時の対処法

このチェックシートの項目は、33歳の女性Rさんの事例が基になっています。

Rさんは「早く結婚したい」という思いから、交際2ヶ月でプロポーズを受けた際に即答しようとしていました。

しかし、このチェックシートで確認したところ、まだお互いの価値観について十分な理解ができていないことに気づいたのです。

その後1ヶ月かけて、チェックシートの項目について丁寧に話し合いを重ねました。

その結果、より深い絆が生まれ、「早すぎる決断の不安」と「スピーディーな成婚」を両立することができたのです。

このように、ただ早く結婚することを目指すのではなく、確かな幸せを見据えたスピード感で進めていくことが、本当の意味での「早期成婚」なのです。

3.婚活が長引いてしまう人の3つの特徴と改善方法

これまで、婚活を早期に成功させるポイントをお伝えしてきましたが、一方で婚活が長引いてしまう方にも、共通する特徴があります。ここからは、その特徴と具体的な改善方法についてご説明します。

3-1.理想が高すぎる・譲れない条件が多い

婚活が長期化する最も多い理由は、理想が高すぎることです。これは決して悪いことではありませんが、現実とのギャップが大きすぎると、なかなか良いご縁に恵まれません。

私が担当した39歳の女性Kさんは、2年間の婚活で一度も交際に発展していませんでした。

「年収1,000万円以上」「大手企業勤務」「身長175cm以上」「一緒に海外旅行に行ける」など、15個もの譲れない条件を持っていたのです。

カウンセリングを重ねる中で、「そもそも、なぜその条件が必要なのか」を一緒に考えました。

すると「経済的な安定」「価値観の一致」「夫婦で趣味を共有したい」という本質的な願いが見えてきました。条件を数値や肩書きではなく、本質的な願いに置き換えることで、出会いの可能性が大きく広がったのです。

3-2.消極的な姿勢・行動力の不足

次によく見られる特徴が、消極的な姿勢です。「良い人がいれば結婚したい」という漠然とした気持ちで婚活を始め、積極的なアプローチを避けてしまう方が少なくありません。

33歳の男性Lさんは、1年半の間にお見合いの機会が3回しかありませんでした。プロフィール検索で気になる方を見つけても「自分なんかダメかもしれない」と考えてアプローチを諦めていたのです。

改善のポイントは、小さな目標を立てて行動することです。「今月は最低3人の方にアプローチする」「婚活パーティーに2回は参加する」など、具体的な数値目標を設定。それを達成することで自信がつき、積極的な行動につながっていきました。

3-3.コミュニケーションの課題

最後に挙げられるのが、コミュニケーションの課題です。お見合いやデートでの会話が一方的になってしまったり、相手の発言に共感を示せなかったりすることで、交際に発展しにくくなってしまいます。

30歳の女性Mさんは、お見合い時の会話が「はい」「いいえ」の単調な返事になりがちでした。また、相手の話に興味を持っているにもかかわらず、それを表情や言葉で表現できていませんでした。

このような場合、会話の練習が効果的です。友人や家族と「趣味について3分間話す」「相手の話に質問を2つ以上する」といった練習を重ねることで、自然なコミュニケーションが身についていきます。実際にMさんも、この練習を続けることでお見合い時の会話が活発になり、交際につながるケースが増えていきました。

4.婚活を成功に導く心構えと不安の解消法

これまでお伝えしてきた方法を実践するにあたって、最も大切なのが心の持ち方です。ここからは、婚活中によく感じる不安や焦りとの向き合い方についてお話しします。

4-1.焦りや不安を前向きなエネルギーに変える方法

婚活中の方々がよく口にするのが「このまま良い出会いがないのでは」「年齢的にもう遅いのでは」という不安です。

35歳の女性Nさんは、最初の相談時に「もう私には間に合わないかもしれない」と涙ながらに話されました。しかし、その焦りを「今までの人生経験を活かして、より良い結婚生活を築きたい」という前向きな気持ちに変換することで、新しい一歩を踏み出すことができました。

大切なのは、不安や焦りを抱え込まずに、具体的な行動に変えていくことです。たとえば「今週中に3人の方にアプローチする」「休日は必ず婚活パーティーに参加する」など、小さな目標を立てて実行することで、焦りのエネルギーを前に進む力に変えることができます。

4-2.周囲の目を気にせず自分のペースで進める秘訣

もう一つ多いのが「周囲の目が気になる」という悩みです。「友人は皆結婚している」「親に早く結婚してほしいと言われる」など、周囲からのプレッシャーを感じている方は少なくありません。

32歳の男性Pさんは、友人の結婚式に出席するたびに焦りを感じ、お見合いでも緊張して自然な会話ができませんでした。このような状況を改善するために、まず「誰のための婚活なのか」を考え直すことから始めました。

結婚は、あなたとお相手、二人の人生を左右する大切な選択です。周囲の期待に応えることよりも、二人で築いていく将来の幸せを第一に考えることが、かえって良い結果につながるのです。

4-3.結婚後の幸せを見据えた相手選びのポイント

婚活において最も大切なのは、その先にある結婚生活の幸せです。焦りから「とにかく結婚したい」と考えてしまうことがありますが、それは長い人生で見たとき、必ずしも最善の選択とは限りません。

私が印象に残っているのは、37歳の女性Qさんです。Qさんは交際4ヶ月で「これ以上年齢を重ねたくない」という理由だけでプロポーズを受け入れようとしていました。しかし、「結婚後の生活をイメージした時に、本当に幸せだと感じられますか?」という問いかけをきっかけに、もう一度じっくりと考え直すことにしました。

その後、新たな出会いの中で現在の旦那様と出会い、「一緒にいて自然体でいられる」「お互いの価値観を理解し合える」という本質的な幸せを見つけることができました。

結婚後の幸せな生活のために大切なのは、以下のような点を二人で確認し合うことです。「休日の過ごし方」「将来の生活設計」「お互いの価値観の違いをどう受け入れるか」。こうした会話を重ねることで、お互いへの理解が深まり、より確かな決断ができるようになります。

まとめ

これまでお伝えしてきた通り、婚活を早期に成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。

まず、明確な結婚観を持ち、条件に適度な柔軟性を持つこと。そして、相手の気持ちに寄り添えるコミュニケーション力と、前向きで素直な態度を心がけること。さらに、プロからのアドバイスを実践し、出会いの機会を積極的に活用することです。

ただし、これは「早く結婚すること」が目的ではありません。結婚後の幸せな生活を見据えた上で、効率的に理想の相手と出会うための方法なのです。

焦りや不安を感じることは自然なことですが、それを行動のエネルギーに変え、自分らしいペースで進んでいけば、必ず素敵な出会いが訪れます。

10年以上のカウンセリング経験から、私はそう確信しています。皆様の幸せな結婚を、心よりお祈りしております。

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